bike and walk TOKYO

東京都近郊を相棒のBRIDGESTONEの電動アシスト自転車でサイクリング。訪れた場所を散策します。

横尾忠則 寒山拾得(kanzanjittoku)展のレビュー。ついでに上野公園とアメ横へ【walk編】

念願の横尾忠則さんの寒山拾得展に行ってきました。

場所は上野の東京国立博物館です。上野には美術館が多数集まっていますが、名前が似ているので、場所を探すときにややこしいです。

 

最近の横尾さんはボーダーがお気に入り。

赤のボーダーは吉祥寺に住んでいる、うめずかづお先生やウォーリーをさがせになってしまうので、クロを選ばれているのでしょうか。

 

展覧会に来ているお客さんもクロノボーダーの人が多かったです。あ、ファンなんだなとすぐわかる。私も一瞬考えたけど、着てこなくてよかった。なんかコスプレみたいで自意識過剰になりそうで手を出さなかったのです。

同じ人を推してる感じが出て楽しいとも言えるか。

 

目的地に行く途中に「モネ展」を見つけました。

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幅広い年齢層の人が長蛇の列を作っており、モネのグッズが売ってるショップに入るだけで何時間も並んでいるようでした。

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世の中の人がこんなにもモネに興味があると思わなかったので、驚愕しました。有名なモネの睡蓮の絵は至るところでグッツ化されています。ひどい時は100円均一でクリアフォルダが売ってました。

 

 

 

だから本物のわざわざ見なくても満足していると思ったのに。

 

私が言ったのは土日でしたが、平日もこんなに混んでるんでしょうか?

 

 

 

さて、 東京国立博物館に到着

 

こちらはそんなに混んでませんでした。ぐるっとパスは使えず、割引はありませんでした。

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ちょっと足が届いている間に施設が部分部分で新設されていました。

いくつかプランがありましたが、今回は横田さんの美術展だけにしました。

 

200点近くあり、 1年位で全部書かれたとのことです。すごい気力と体力、そして真面目さ。90歳近い人とは思えません。

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今回のモチーフはなんなのか?

私はあえて調べずに、素直な気持ちで絵を体感しようといきました。 そうすると個々の 趣味や感想だけにとどまってしまうというのが今回の感想でした。

つまり私が好きな色や絵のモチーフのものだけが好き!となってしまいました。後は単純に横尾さんのバイタリティーに驚き、"右下に書かれている日付を見て、自分との誕生日の絵を探す”みたいな楽しみ方をしました。

私の誕生日の日は好きな絵だったので嬉しかったです。記念に絵の前で写真を撮りました。

 


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そういえば、最近の美術展は好きなように写真を撮っていい展覧会が多くて嬉しいです。ちゃんと時代に合わせていて、堅苦しくないのが気に入りました。そのほう 入場者が増えそうですよね。

 

 

 

 

 

事前に モチーフの情報を知りたい方へ

寒山拾得の解説 - (三省堂 新明解四字熟語辞典より)

かんざん-じっとく【寒山拾得

中国唐代中期の寒山拾得の二人の高僧。二人とも奇行が多く、詩人としても有名だが、その実在すら疑われることもある。拾得天台山国清寺こくせいじの食事係をしていたが、近くの寒巌かんがんに隠れ住み乞食こじきのような格好をした寒山と仲がよく、寺の残飯をとっておいては寒山に持たせてやったという。また、この二人は文殊菩薩もんじゅぼさつ、普賢ふげん菩薩の生まれ変わりといわれる。画題としてもよく用いられる。
用例
また、寒山拾得の如ごとく、あまり非凡な恰好かっこうをして
人の神経を混乱させ圧倒するのも悪い事であるから、<太宰治・服装について>
上記は太宰治ですが、その他の分泌化も小説家も例文に彼らの名前を出しています。
美術展でも実際に使われた例文が壁面に表示されていました。
 
 
ついでに上野動物園
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パンダが人気なようで、園内に入るまでに バリケードと勘違いするような作がたくさん貼りめされていました。入場規制です。しかしながら、私が入院したのは13時30分。なんと入った途端に園内放送が流れて、今日のパンダの観覧終了ですとありました。がっかり。
 
上野遠いのであまり来ないのですが、せっかくだからと動物園に入ったものの、入った時間が悪かったです。園内のインテリアはほとんどが3時半で終わってしまいます。遅くても4時には終了するところばかり。
 
入ってから自分で気づいたのですが、私はソフトクリームが食べたいだけで動物園に入ってしまったのです。
 
 
とりあえずうろうろして、鳥のコーナーがふんと餌の匂いで穴を刺激したので、すぐ出て、後はしのばず池に向かいながら白熊などを見て帰りました。
 
それにしてもインバウンド効果で外国人の旅行者がとっても多かったです。あとファミリーが言えないほどたくさんいました
 
当然出た後、清水の舞台をモチーフにしたお寺に行きましたが、着いたのが16時55分。5時で閉めてしまうので、外国人観光者に向けてお寺の方が「クローズ!ハリーアップ!」と 激しい口調で叫ばれていました。
 
お寺の方はおじいさんでしたが、これぐらいはっきり主張できる人じゃないと、都会の人気なお寺ではやっていけないんだなと思いました。
 
さらに、ついでに、雨横へアメ横
 
こちらも、インバランド広告で、家中インバウンド効果 とコロナ明けの影響でないほどの人混みでした。訪れた時間が6時前ということで、食事と言うよりは既に酔っ払いが多く、出会いを求めた居酒屋が多かったです。
ノースフェイスのダウンコートも売ってましたが、5000円と書いてあり、 本物なのかな?と思いました。

 

バルトロの季節になってきましたね。公式でも予約が開始されました。

 
ラーメン屋さんも激混みだったので、上野すぐ退散しました。
 
上野に久しぶりに行った感想は、「あれ?上野ってこんなに人気だったっけ?」ということ。
 
昭和から続くガチャガチャした飲食店と、それと全く反対に位置づけしているような美術展の数々、そしてファミリー向けの大型動物園。その混然一体が人気なのかも。あと飛行機から降りてアクセスが良いのも外国人観光者に人気か。
 
 
最近は新しい大型施設など、洗練された美しいところにしか行ってなかったので、このカオス感が新鮮でした。
今度は平日に行きたいです。
ありがとうございました。