世田谷区用賀もしくは桜新町駅に程近いサザエさん美術館こと『長谷川町子美術館』に行った帰りに、そこから自転車で程近い『五島美術館』にも行ってきました。
多摩美術大学の斜め目裏あたりに位置し、高台に立っている五島氏の元お屋敷だった美術館からは、対岸にある二子玉川駅にある商業施設『二子玉ライズ』や隣接するタワーマンションを同じ目線から眺めることができます。
お金持ちの家が高台にあるのは世界共通なんですね。多摩川も近いため、水害から逃れらながら川の景色も楽しむためには、高台に住むのがベストな立地なのですね。
こちらの美術館も、サザエさん美術館と同じく、「ぐるっとパス」を使い、無料で入館できました。
(ぐるっとパスは2500円で2ヶ月間、対象の美術館に無料or割引で入館できるお得なチケットです。電子もしくは紙でプリントして利用可能。)
五島美術館とは
東急電鉄を作った人の親戚の成果らしいです。めちゃくちゃでかかったです。そして、購入していた美術品の数と重要さにびっくりしました。
さすがに写真もNGだし、手を触れることもできませんが、手を伸ばせば触れてしまうような位むき出しの状態で重要文化財や国宝が並べてありました。
一般人に公開して見せてくれる布団屋さんに感動しました。
私が言った時は、 モノクロがテーマの展示会でした。白と黒の器や、 墨汁に書かれた掛け軸、黒い仏像が並べられていました。
仏像の種類もアジア系とギリシア系、インド系など様々で、日本のお寺で見る仏像と違って、彫りの凹凸がはっきりした濃い顔立ちが多く、新鮮な衝撃を受けました。
仏教の元となるインドの神々(yogaを嗜む人にはお馴染みの神様の名前が仏像のまえに置かれていました)の仏像コレクションが多数ありました。
インドの仏像を見たのは初めてだったので刺激的でした。
一番すごかった仏像は、ギリシャやインドの壁をそのまま切り取って持ってきて、展示されていたことです。
崩壊していた建造物の1部をもらったのかもしれませんし、購入したのかもしれませんが・・・。
壁の1部をもぎ取っているので、変な部分で直角に切られており、生々しさを感じました。電動ノコギリで切ったのでしょうか?切るのも一苦労なことだったろうなと、変なところに同情してしまいました。
美術館の中庭からは広大な敷地の庭があります。
入っていすぐに、ツヤツヤした豆のような石があります。
庭を見る人は300円で入館できます。
そして人形焼のような石像は、二子玉ライズの近くのお寺にも10倍サイズくらいの同じ石像があります。
作った人は同じとしか思えないので、当時は人気の彫り師だったのでしょうか。
個人的に大好きなゾウです。
アジアの仏像を集める際に、ゾウもついでに購入したのでしょうかね?
羊の石像もありました。
こちらも10倍以上大きくなった全く同じ石像が二子玉川のそばのお寺に置いてあります。
過去にお寺の記事も書きましたので、 ご興味のある方は下記の記事にて巨大石像をご確認くださいませ。
どうもありがとうございました。